「5年ごとにお祝い金がもらえます」
一見お得そうに見える医療保険。
しかし実際のところ、
・本当に得している人はどれくらいいるのか
・支払う保険料に見合っているのか
ここを冷静に理解している人は多くありません。
保険業界にいる立場だからこそ分かる「売る側の事情」も含めて、正直に解説します。
お祝い金つき医療保険の仕組み
お祝い金つき医療保険とは、一定期間ごとに給付金が受け取れるタイプの医療保険です。
例えば
・3年ごと
・5年ごと
など、一定の周期で「お祝い金」が支払われます。
そのため、
「掛け捨てではない=お得そう」
と感じやすい設計になっています。
実はここが落とし穴
結論から言うと、
お祝い金は「自分で積み立てているだけ」のケースがほとんどです。
理由はシンプルです。
・保険料が通常の医療保険より高く設定されている
・支払った保険料の一部が後から戻ってきているだけ
つまり、
得をしているわけではなく、前払いしたお金を受け取っている構造です。
【具体例】数字で見るとどうなるか
例えば、
・通常の医療保険:月5,000円
・お祝い金つき:月7,000円
差額は月2,000円。
5年間で計算すると、2,000円 × 60ヶ月 = 12万円になります。
受け取るお祝い金が10万円の場合、
支払額の方が多くなる計算です。
仕組みを知らずに加入すると、「得しているつもりで実はそうではない」という状態になりがちです。
見落としがちな注意点
もう一つ重要なのが解約時の扱いです。
・途中解約すると積み立てた分が戻らない場合がある
・受け取る前に解約すると損になる可能性が高い
商品によって条件は異なりますが、「途中でやめると不利になりやすい設計」が多い点は理解しておくべきです。
向いている人の特徴
このタイプの保険が合う人もいます。
・貯金が苦手で強制的に積立したい人
・お金が戻る安心感を重視したい人
・仕組みとして健康意識を維持したい人
ただし前提として、
増える商品ではないこと、コスト効率は高くないことは理解しておく必要があります。
現役営業としてのおすすめの考え方
実務的におすすめなのは、
・医療保険はシンプルな掛け捨てで備える
・浮いた保険料は貯蓄や投資に回す
という分け方です。
保険はあくまで「リスクへの備え」です。
お金を増やす役割は別の手段で考えた方が、結果的に資産は残りやすくなります。
まとめ
お祝い金つき医療保険は、
お得に見えるように設計されている一方で、実態は前払い型の返金構造です。
そのため、
「なんとなく良さそう」という理由だけで選ぶのは避けるべきです。
仕組みを理解したうえで、自分に合うかどうかを判断することが重要です。
【無料】損を防ぐためのチェック方法
もし、
・自分に合う保険が分からない
・無駄な保険料を払いたくない
と感じている場合は、一度プロに見直しを依頼するのも有効な選択肢です。
第三者の視点を入れることで、不要な保障や過剰な保険料に気づけることがあります。
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